Daisy Addison 'SKIN'
愛知県立芸術大学 ロンドン芸術大学 国際交流展
デイジー・アディソン「SKIN」
2015年7月16日(木)～7月25日(土)
このたび、愛知県立芸術大学サテライトギャラリーでは、デイジー・アディソン（Daisy Addison）氏の個展を開催します。彫刻約20数点と水彩ドローイング約20点を展示します。
アディソン氏はロンドンに生まれ、2009年にロイヤルカレッジオブアートの大学院彫刻コースを修了、以後制作、発表活動を行っている彫刻家で
す。今回の個展は、本学国際交流協定校ロンドン芸術大学セントラルセントマーティンズ校（CSM）から客員共同研究員として迎えたアディソン氏の、本学滞
在研究活動の一環となります。
アディソン氏の彫刻は、「創作行為」の結果でありながら、バラバラにされ投げ捨てられた断片にしか見えません。身体や抜け殻や皮膚を連想させ る外観ですが、曲げられた形や表面の凹凸は、素材が作品へと変化した行程を思い起こさせます。その材料には、作品に素材自体の「ひかえめ」な性質を内在さ せるために、主として繊細な自然素材が選ばれています。人体の傷口やはがれた皮膚を暗示させる作品の開口部や穴の形には、特に注意が払われています。近 年、「存在の無常」という自身の彫刻作品のコンセプトから、物事の不完全さやはかなさに美を見出す日本の「わびさび」の感性に着目し、作品に取り入れてい ます。
アディソン氏の彫刻は、「創作行為」の結果でありながら、バラバラにされ投げ捨てられた断片にしか見えません。身体や抜け殻や皮膚を連想させ る外観ですが、曲げられた形や表面の凹凸は、素材が作品へと変化した行程を思い起こさせます。その材料には、作品に素材自体の「ひかえめ」な性質を内在さ せるために、主として繊細な自然素材が選ばれています。人体の傷口やはがれた皮膚を暗示させる作品の開口部や穴の形には、特に注意が払われています。近 年、「存在の無常」という自身の彫刻作品のコンセプトから、物事の不完全さやはかなさに美を見出す日本の「わびさび」の感性に着目し、作品に取り入れてい ます。
大学HPより
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| Creeper / 2015/ Clay, Acrylic paint |
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| Untitled /2014/ Plaster |
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| Untitled /2014/ Plaster, Acrylic paint |
撮影 城戸保
作家略歴
Daisy Addison デイジー・アディソン
1985年 ロンドン生まれ
2007－2009年 Royal College of Aet 大学院彫刻コース
2004－2007年 Chelsea College of Art 学部彫刻コース
展覧会
‘Grand Magasin’ 2013, French Riveria Gallery, London
Setouchi Triennale In collaboration with Aichi University of the Arts 2013
‘Half Words’ 2013, Enclave Gallery, London
‘Humbug’ 2012, Arcane Gallery, London
‘Mounted Arms’ 2012, Copenhagen Place, London
‘Diaphonies’ 2012, Copenhagen Place, London
‘CP/HP’ 2012 Hackney Picture House, London
‘P/N/7 The summery Show’ 2012 Project Number, London
‘The Things of nature / The nature of Things’ 2010 The Two Johnnys, London
受賞歴
2009年 Serenella Ciclitira Bursary
2008年 Mann Group Bursary